ロシア風呂の入浴法と効能

ロシア風呂の効能を手軽に楽しむ

 

ロシア風呂の効能を家庭で手軽に利用できる方法があります。それは足湯を応用することです。足湯は、足をお湯に浸ける入浴方ですが、これによって全身の血行を促進し、代謝を高め、又、自律神経を安定させ、心身を体の芯からリラックスさせてくれます。

 

発汗作用によって体内の不純物が排泄されますが、普通の入浴をすると、疲労や衰弱を招く虚弱な人でも足湯なら体力を消耗せずに利用できます。足湯をしながら、時々冷水につけると、更に血液循環が良くなり、冷水と温水の温度差によって白血球の食菌能力が増します。

 

足湯を続けていくと、冷えという実感の無かった人でも冷えを敏感に感じるようになって、体温調節機能が正常に整えられます。

 

ここでのポイントを挙げてみます。まず時間ですが、内臓や、背中、肩が熱く感じられる約20分までが目安です。但し身体が冷えている人は1時間程度かかる場合もあります。 1日に何度やっても構いませんが、体調不良や熱のあるときは無理の無い程度にしておいてください。お湯の中にビワの葉の煎じ汁や、松ノ木の精油を入れたり、からし、しょうがの絞り汁、天然塩などを加えても一層血行を促進します。

 

さてここからが大切で、シーツや毛布で全身を被ってください。こうすることでロシア風呂の効果を得ることができるようになります。充分に暖まったら、足を抜いてタオルでよく拭き、30分ぐらいは横になって休むのが理想的です。これで身体には癒しの働きが作用します。